「あれ?こんな虫見たことないんだけど…」ふとキッチンや窓の冊子に目をやると、小さな透明な虫がうじゃうじゃと…。突然大量発生するこの謎の虫に、思わずゾッとしてしまう人も多いのではないでしょうか?
実は、この正体はチャタテムシと呼ばれる昆虫です。透明な体をしているため、見落としてしまうことも少なくありません。しかし、一度発生してしまうと、あっという間に数が増えてしまう厄介な存在なのです。この記事では、チャタテムシはどこから発生するのか?さらには、生態や駆除方法、予防策について詳しく解説していきます。謎の透明な虫に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
すでにチャタテムシの被害が出ている場合や、対処が難しい場合は、ぜひ「ジャパンレスキューサービス(JRS)」にご相談ください。専門スタッフが迅速に駆けつけ、効果的な駆除を行います。料金や到着時間については、こちらのページで詳しくご案内していますので、お気軽にご確認ください。
- チャタテムシの生態
- チャタテムシがもたらす被害
- 家庭でできるチャタテムシ駆除・対策の方法
チャタテムシとは?

名称 | チャタテムシ |
体長 | 1㎜~2㎜程度 |
発生時期 | 5月~10月頃まで |
産卵数 | 生涯に140~150個 |
成長サイクル | 卵期:9日~12日/幼虫期:9日~12日/成虫期:寿命約160日 |
餌 | スナック菓子/古本/畳/壁紙/乾燥食品/カビなど |
好む環境 | 湿度:75°~90°/気温24°~29° |
チャタテムシとは、パッと見た感じ、薄茶色の蟻みたいな見た目をしています。大量発生していることで初めて発生にきずくことが多い害虫です。
主に暖かくなり湿度が高くなりやすい5月頃から寒くなる10月頃まで活動を行います。
暖かく高湿な場所では活発に繁殖を行いますが、寒さに弱いため気温15°以下や湿度が50%以下になると生殖活動ができなくなりやがて死滅していきます。
チャタテムシの繁殖サイクル
チャタテムシの繁殖サイクルは卵期9~12日、幼虫期9日~12日、成虫寿命160日程度となり、約20日ほどで卵を産める状態になるため、かなり繁殖率が高い害虫と言えるでしょう。
また、成虫になると毎日1~2個卵を産みます。チャタテムシの卵は粘性のある袋に包まれ、床の隙間や隠れ場所に産み付けられるため目視で卵を探すことは難しいでしょう。
チャタテムシはどこから発生する?
チャタテムシが家に侵入する主なルートは段ボールです。段ボールに付着したチャタテムシが部屋に侵入し、人目のつかない場所で冬になるまで繁殖を行います。
部屋の湿度が75°以上の高湿な環境になるとチャタテムシの繁殖活動が活発的になり目に見えるほど大量発生します。
またチャタテムシは基本的には単独生殖で中にはオスがいない種類も存在します。
室内に発生するチャタテムシはヒラチャタテムシなので雄が存在しません。それぞれが卵を産めるため、条件が整うとすぐに大量発生します。

チャタテムシが住み着いていない家はありませんが、大量発生は部屋が高湿を意味します。
チャタテムシによる被害
チャタテムシは穀物や乾燥食品食品に混入するなどの被害起こします。
さらには、チャタテムシの死骸や糞はアレルゲンの元となる為、チャタテムシの死骸を体に取り込むとアレルギー反応を起こすことがあります。ハウスダストアレルギーなどの方は注意が必要です。
チャタテムシの対策方法
チャタテムシを発生させないための家庭でできる対策方法をご説明します。
チャタテムシが住みにくい環境にする
チャタテムシが活発になる湿度は75%~90%と湿度が高い環境で活発的に繁殖活動を行います。エアコンの除湿機能や換気を行う事で、部屋の湿度を下げチャタテムシの繁殖を予防しましょう。
餌となるものを家から出来るだけ減らそう
チャタテムシの餌となるフケ、食べカス、ホコリなどをこまめにしっかりと掃除して繁殖させないようにしましょう。
さらに、湿度を管理し大好物のカビの繁殖も同時に抑えましょう。
乾燥食品や穀物を密封容器に保管する
チャタテムシは乾燥食品や穀物に寄生し繁殖することがあります。これらの食品を密封し外部からの侵入を塞ぐと同時に、適切に保管することでチャタテムシの侵入や繁殖を防ぐことができます。
チャタテムシの駆除方法
対策方法とは別にここでは駆除方法をご説明します。
燻煙剤を使用する
大量に発生したチャタテムシの成虫をバルサンなどの燻煙剤で一度一掃しましょう。
チャタテムシの効果的な駆除方法
スプレータイプの殺虫剤では、広範囲に行き届かず、隠れた場所のチャタテムシを完全に駆除するのが難しいことがあります。そこで、燻煙剤の使用がオススメです。燻煙剤は広範囲に殺虫成分を行き渡らせることができ、成虫に対して強力な効果を発揮します。
ただし、チャタテムシの卵には燻煙剤の効果はありません。そのため、卵が孵化した後も駆除を続ける必要があります。最も効果的な方法は、1週間に1回、1ヵ月間で3~4回のペースで燻煙剤を使用することです。これにより、孵化したチャタテムシも駆除でき、再発を防ぐことが可能です。
畳に発生した場合はスチーマーで高熱処理
畳に発生した場合は100℃以上出るスチーマーを使用して高熱処理を発生源に行うことで薬剤の効かない卵を沸騰させて駆除するという物理的な駆除方法になります。
おわりに
段ボールなどかた紛れ込み室内へ侵入するため、チャタテムシの侵入を阻止することは出来ませんが、湿度と気温の管理を徹底することでチャタテムシの大量発生を防ぐことが可能です。
単為生殖のチャタテムシは条件が整うと爆発的に繁殖を行うため早期の駆除が鍵です。家庭でできる対策を実施し、それでも効果が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。「JRS害虫駆除サービス」では、見積もりや出張費が無料で、プロの知識と技術で確実な駆除を提供しています。チャタテムシのトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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