上尾市|ホテルのトコジラミ駆除・客室と廊下への薬剤散布(ブロフラニリド使用)

目次

お客様からのご相談内容

上尾市内のビジネスホテルの運営担当者様より、「客室の1部屋でトコジラミの被害が確認された。宿泊客からのクレームもあり、その部屋だけでなく同フロアの廊下への拡散も心配なので、合わせて調査・施工してほしい」とご相談いただきました。

トコジラミは近年、一般的な殺虫剤が効きにくい薬剤抵抗性個体(通称:スーパーナンキン)の割合が増加しており、使用薬剤の選定が駆除成否を左右します。今回は施設全体への拡散リスクを最小化するため、客室と廊下を一体で処理する総合施工をご依頼いただきました。

徹底調査と状況把握

  • 被害状況: 宿泊客からの「体にかゆみと赤い刺し跡がある」というクレームをきっかけに発覚。対象客室のベッド周辺・ヘッドボード裏・マットレスの縫い目など、トコジラミが好む潜伏箇所を中心に調査を実施しました。同フロアの廊下についても幅木の隙間・壁紙の継ぎ目などを確認し、客室外への拡散リスクがある状態と判断しました。
  • 原因の特定: 宿泊客による持ち込みが発生の起点と推定されます。ベッド周辺を中心に被害が広がっており、廊下への拡散リスクが確認されたことから、早急な対応が必要な状況でした。また近年急増している薬剤抵抗性個体(スーパーナンキン)の可能性も考慮し、一般的なピレスロイド系薬剤では効果が不十分と判断しました。
  • 状況判断: 客室内のベッド・家具類への薬剤散布と、廊下全体への薬剤散布を一体で実施し、現状の駆除と拡散防止を同時に行う施工プランを立案しました。薬剤は薬剤抵抗性個体にも有効なブロフラニリドを採用しました。

施工写真

ベットやベットフレーム処理前
安全性の高い薬剤(ブロフラニリド)マットレスにトコジラミの移動を確認したため、マットレス表面を含むベットフレームなどに薬剤の散布を実施
お部屋以外にも同フロア廊下にも被害が拡大しないように対策として薬剤の散布を実施。
施工で使用する機材の一部

施工内容

① 客室内の薬剤散布処理

ベッドフレーム・ヘッドボード・マットレスの縫い目・ナイトテーブル・クローゼット内部・コンセント周辺・カーペット端部など、トコジラミが潜伏しやすい箇所を重点的に処理しました。トコジラミは光を嫌い、家具の隙間・縫い目・壁際など「体が密着できる狭所」に潜伏する習性があるため、目視で確認できない場所まで丁寧に薬剤を行き渡らせることが重要です。

使用薬剤にはブロフラニリドを採用しました。従来のピレスロイド系薬剤では効果が出にくくなった薬剤抵抗性トコジラミ(スーパーナンキン)にも有効な成分で、残留効果が高く施工後も継続して作用します。

※ブロフラニリドは一般的なピレスロイド系薬剤と比較して薬剤コストが高く、施工費が割高になります。ただし抵抗性個体に安価な薬剤で複数回施工を繰り返した場合、トータルコストは逆に高くなるケースが多いです。抵抗性が疑われる現場では、最初から有効成分を選ぶ判断がコスト面でも合理的です。

② 同フロア廊下への薬剤散布処理

客室外への拡散を防ぐため、同フロアの廊下全体にも薬剤を散布しました。トコジラミは自力での移動だけでなく、清掃カートや従業員の衣類・靴底に付着して廊下を経由し、隣接する客室へ拡散するケースがあります。

今回、廊下の幅木・壁紙の継ぎ目・ドア枠周辺にもすでに少数の個体が確認されていたため、客室と廊下を一体で処理することで二次拡散のリスクを遮断しました。

お客様からの声

客室を長期間使用停止にせずに対応してもらえたので、営業への影響が最小限で済みました。廊下まで広がりかけていたと聞いて焦りましたが、一度の施工でまとめて処理してもらえたので助かりました。その後も他の部屋からのクレームは出ていません。

駆除の詳細

費用110,000円(税込)
対象トコジラミ(薬剤抵抗性個体含む)
施工場所上尾市・ビジネスホテル(客室1部屋・同フロア廊下)
施工内容ブロフラニリド(メタジアミド系・薬剤抵抗性対応)
施工日2026年4月7日

上尾市でのトコジラミ駆除や害虫駆除に関する詳細はこちらをご覧ください

プロの独り言

「効かない」と感じたら、薬剤抵抗性を疑ってください

近年、国内で急速に広がっているのが薬剤抵抗性トコジラミ(通称:スーパーナンキン)です。市販のピレスロイド系殺虫剤や、一般的な業者が使用するフェノトリン・ペルメトリン系薬剤が「効いていない」ように見える場合、個体が抵抗性を獲得している可能性があります。

「何度施工しても再発する」「成虫には当たっているのに死なない」という状況では、作用機序の異なる薬剤への切り替えが根本解決の鍵です。

ブロフラニリドが有効な理由と、コストの現実

ブロフラニリドはピレスロイド系とは全く異なる経路(VGSC阻害ではなくGABA受容体阻害)で神経に作用するため、既存薬剤への抵抗性を持つ個体にも効果を発揮します。ただし、ピレスロイド系薬剤と比較して薬剤コストが高く、施工費が割高になります。

しかし、安価な薬剤で複数回施工して効果が出ない場合、トータルコストは逆に高くなります。抵抗性が疑われる現場では、最初から有効成分を選ぶ判断がコスト面でも合理的です。

ホテル・旅館でのトコジラミは「初動の速さ」が全て

トコジラミは1匹の雌から爆発的に増殖します。1部屋での発見が遅れると、清掃カート・従業員の衣類・廊下の隙間を経由して複数フロアに拡散するリスクがあります。宿泊施設での被害は「発見したらすぐに当該部屋を使用停止にして専門業者に連絡する」が最も被害を最小化できる対応です。

埼玉県エリアでの害虫駆除施工事例

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この記事を書いた人

関東を中心に害虫駆除を行う個人事業主。
実務経験は10年目で、特にクロアリ駆除では100%の成功率を誇ります。駆除サービスのほか、薬剤の販売も手掛ける。

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