ゴキブリは、1匹見つかると100匹いると言われるほど繁殖力が高い害虫です。ゴキブリの卵は見過ごされがちですが、気づかず放置すると短期間で大量に増殖する可能性があります。ゴキブリの卵は卵鞘というカプセル状の形をしており、種類によって外見や特徴が異なるため、正しい知識を持つことが重要です。
この記事では、ゴキブリの卵を見つけた場合の適切な対処法や、代表的なゴキブリの種類による卵の特徴について詳しく解説します。家庭の安全を守るために、早めの行動が肝心です。
家の中でゴキブリの卵を見つけた場合や、ゴキブリの駆除にお困りの際は、ぜひ「ジャパンレスキューサービス(JRS)」にご相談ください。専門のスタッフが迅速に対応し、効果的な駆除方法で問題を解決します。
【※この先卵の画像あり】
ゴキブリの卵の種類【画像付き】
まずはゴキブリの卵の種類とその特徴について詳しく画像付きでご説明していきます。
チャバネゴキブリの卵

主に飲食店での見かける事が多いチャバネゴキブリの卵や被害。暖かい場所では季節を問わず年中繁殖を繰り返します。孵化のさい1つの卵鞘から約30~40匹の幼虫が生まれ、最短2ヶ月で産卵できるようになるため、最も繁殖率が高く大量発生に繋がるゴキブリの卵です。
飲食店のでの被害が多いですが、一般家庭にも出没します。

チャバネゴキブリは繁殖率も高く、市販薬への抗体をもつ個体がいるためとても厄介なゴキブリです。
卵鞘からの孵化数 | 約30~40匹 |
卵鞘の大きさ | 約5㎜前後 |
卵鞘の色 | 薄茶色 |
卵鞘の形状 | 楕円形で卵鞘表面に横線がある |
チャバネゴキブリの産卵回数 | 生涯で約17回 |
孵化日数 | 卵期:約20日 幼虫期:約30~70日 成虫の寿命:4~7ヶ月 |
クロゴキブリの卵


クロゴキブリは生涯で約17回もの産卵を行います。これらのゴキブリは、室内で一年中繁殖し、特に気温が上昇し始める5月から7月にかけて活発になります。
この時期には、産卵活動が盛んに行われるため、卵やクロゴキブリによる被害が増加します。1つの卵鞘には平均約20匹の幼虫が含まれており、これらの幼虫は卵鞘から約30日から50日の間で一斉に孵化します。
クロゴキブリの卵鞘は非常に頑丈で、固くて丈夫です。そのため、環境に強く、薬剤など外部からのダメージや環境の変化に対しても耐性があるため、見つけた場合には潰して駆除方法が効果的です。



室内でもっともみかけるゴキブリと言えばこのクロゴキブリです。
卵鞘からの孵化数 | 約20~30匹 |
卵鞘の大きさ | 約7㎜~10㎜前後 |
卵鞘の色 | 黒に近い濃い茶色 |
卵鞘の形状 | 楕円形/上部がガマ口型 |
クロゴキブリの産卵回数 | 生涯で約17回 |
孵化日数 | 卵期:約30~47日 幼虫期:約84~112日 成虫の寿命:4~5ヶ月 |
ヤマトゴキブリの卵


ヤマトゴキブリは、屋外と室内を行き来する半屋外生息種です。7月~10月頃にかけて活動が活発化するため、この時期にヤマトゴキブリによる被害や卵の報告が増えます。
4~6日おきに産卵を行い孵化までの期間は約1ヶ月程度です。1つの卵鞘からは約12~16匹の幼虫が生まれます。



ヤマトゴキブリは東北地方から関東・中部に広がり、西日本ではあまり見られることはありません。
卵鞘からの孵化数 | 約12~16匹 |
卵鞘の大きさ | 約7㎜~10㎜前後 |
卵鞘の色 | 茶色/赤褐色 |
卵鞘の形状 | 楕円形/上部がガマ口型 |
クロゴキブリの産卵回数 | 生涯で約7~19回 |
孵化日数 | 卵期:約30~40日 幼虫期:約3カ月~12か月 成虫の寿命:3~6ヶ月 |
ワモンゴキブリ


ワモンゴキブリは、5〜10月の暖かい時期に産卵し、他のゴキブリよりも寿命が長いことから、1匹のメスは生涯で50〜80回もの産卵を行います。
これらの卵は20〜30日ほどの期間を経て孵化し、1つの卵鞘から約10匹ほどの幼虫が生まれます。幼虫期間は半年から1年かかり、この期間で餌を食べて成長し、体を大きくします。
成虫の寿命は約200日~700日と環境や個体により、かなりの寿命にばらつきがあります。



気温などの環境により孵化の時期や成虫の寿命に大きな幅があります
卵鞘からの孵化数 | 約6~18匹 |
卵鞘の大きさ | 約7㎜~10㎜前後 |
卵鞘の色 | 黒褐色 |
卵鞘の形状 | 楕円形/上部がガマ口型 |
クロゴキブリの産卵回数 | 生涯で約50~80回 |
孵化日数 | 卵期:約30~80日 幼虫期:約6ヶ月~12ヶ月 成虫の寿命:200日~700日 |
ゴキブリの卵がよく見つかる場所
ゴキブリの卵(卵鞘)がよく見つかる場所は、彼らが好む暗く湿った場所や食べ物の近くです。以下のような場所に卵を産み付けることが多いです。
- 家具や家電の隙間
- ゴミ箱や食品の保管場所
- 壁の隙間やクラック
- 段ボールや紙類の中
- キッチンのキャビネットや棚の裏
ゴキブリは卵をカプセル状の卵鞘に包んで産み付けます。これを放置するとゴキブリの大量発生に繋がります。もし卵鞘を見つけた場合は、速やかに取り除いて適切な方法で処分し、その周辺をしっかりと掃除することが大切です。
また、普段からこれらの場所を清潔に保ち、防虫対策を行うことで、ゴキブリの発生を未然に防ぐことができます。
ゴキブリの卵の駆除方法


ゴキブリの卵は乾燥すると死滅するため、卵鞘は卵を乾燥から守る役割をしています。
ビニールなどに袋にゴキブリの卵(卵鞘)を入れ、軽くヒビが入る程度に潰してからトイレに流せば完全に処理が可能です。
*卵鞘は中にある卵をさまざまな環境から守る役割があります、卵を割らずに掃除で吸い込んだり、トイレに流すと、その場から孵化してゴキブリの発生に繋がる事があるため、卵鞘は必ず割ってから処分してください。
ゴキブリの卵を産ませないための対策
ゴキブリは家の中に入り込み、卵を産み付けるために様々な隙間や穴を利用します。
これを防ぐためには、侵入口をしっかりと閉鎖することが重要です。以下に、具体的な場所と対策方法を詳しく説明します。
配管の隙間や排水口
キッチンやバスルームの配管周りの隙間や、排水口はゴキブリがよく通るルートです。水の供給源が近く、湿気が多い場所は特に注意が必要です。
シンク下の配管周りに隙間がある場合は、パテやシーリング材を使って隙間を塞ぎましょう。
エアコンの配管ホースや外部の隙間
エアコンの配管が通る壁の部分も、ゴキブリの侵入口になることがあります。この部分は建物の外とつながっているため、見落としがちですが注意が必要です。
配管ホースの出口には、専用のキャップを取り付けて虫の侵入を防ぎます。
換気扇や通気口
換気扇や通気口からもゴキブリが侵入してくることがあります。特にキッチンやバスルームにある換気口は、外部と直接繋がっているため注意が必要です。
通気口には細かいメッシュのカバーを取り付け、外からの侵入を防ぎましょう。
まとめ
ゴキブリの卵が見つかったら、まずは適切に卵を処理し、近くにゴキブリが潜んでいる可能性が高いため、くまなく家の中に他の卵やゴキブリが居ないかを確認してみましょう。
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