ゴキブリは、発生してしまう前に対策を講じることで、そのリスクを大幅に減らすことができます。この記事では、侵入経路を封じる方法や清掃のポイント、家庭でできる最大限のゴキブリ対策について詳しく解説します。
この記事を参考に、ゴキブリの発生を未然に防ぎ、快適な環境を守りましょう!
一方で、「すでにゴキブリが1匹発生した」「赤ちゃんゴキブリが出てきた」といった場合は、駆除用の記事をご覧ください。プロの知識をもとに、最適な薬剤や具体的な駆除方法を分かりやすくご紹介しています。
- ゴキブリの生態
- 自宅でできる最大限のゴキブリ対策方法
- 誤ったゴキブリの対策方法
ゴキブリの生態
ゴキブリは春から夏にかけて活動が活発化し、特に25℃以上の高温多湿な夏場に繁殖のピークを迎えます。夜行性で、暗く狭い隙間に潜み、夜間に餌や水を求めて行動します。冬は活動が鈍くなりますが、冷蔵庫の裏や壁の中など暖かい場所に隠れて越冬します。
ゴキブリの侵入ルート
対策を行うにあたり、ゴキブリの侵入ルートを理解することが重要です。ゴキブリは主に以下のような場所から侵入を行います。
- 玄関やベランダの開け閉めの際
- 配管周りの隙間
- エアコンの排水ホース
- 換気口や排水口
- ダンボールや中古家具家電(卵の混入)
- 床下換気口
これらの場所から自宅内に侵入してくることがあるため、侵入口に合った対策を行うことが重要です。
それぞれの箇所のゴキブリ対策
次にそれぞれの箇所に合わせたゴキブリ対策の方法をご紹介します。
① 玄関やベランダの開け閉め
ゴキブリは玄関やベランダのドアの開け閉めの際に侵入することがあります。特に、夜間の照明がついているとゴキブリが引き寄せられるため注意が必要です。
ドアの隙間を塞ぐ
ベランダの網戸などのドア下部の隙間に「隙間テープ」を貼ることで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
開け閉めを素早く行う
玄関やベランダのドアは開けっ放しにせず、短時間で閉めるよう心がけましょう。
大きなゴキブリ1匹の発生のほとんどがドアの開けっ放しの際に侵入してきます。
周辺の清掃を徹底する
玄関やベランダ周りにゴミや食べかすがあると、ゴキブリを誘引する原因になるので、定期的に清掃を行い綺麗にしましょう。
防虫スプレーを使用する
ドア周辺に防虫スプレーを噴霧することで、ゴキブリが近づきにくくなります。
玄関の入り口やベランダに散布することでスプレーの忌避効果によりゴキブリの侵入リスクを大幅に減らすことが可能です。
② 配管周りの隙間
配管周りは水回りで湿気が多く、床下などにも繋がっているため、ゴキブリが発生しやすい箇所です。この場所を適切に対策しないと、外から侵入したゴキブリがそのまま室内に広がる原因となります。特に、床や壁との接合部分の隙間には要注意です。
隙間を塞ぐ
配管周りの隙間をパテやシーリング材で埋めて、完全に密閉します。
↓
賃貸の場合シーリングで埋めてしまうと退去時に費用がかかる事があるので、賃貸の場合にはパテがオススメです。
毒餌の使用
配管周りに「ゴキブリ用の毒餌」を設置することで、水回りに集まりやすいゴキブリの行動を利用し、侵入してきたゴキブリを効率的に駆除できます。
この対策は、侵入防止と同時に繁殖を抑える効果も期待できます。
③ エアコンの排水ホース
エアコンの排水ホース(ドレンホース)は、ゴキブリが家の中に侵入する抜け道になりやすい場所です。「専用防虫キャップを装着する」ことで排水ホースからの侵入を防ぐことが可能です。
「防虫キャップ」を取り付けることで、ゴキブリや他の害虫の侵入を防ぐことができ、さらには、虫の侵入によるホースの詰まりを防ぎぐことでエアコンの水漏れや悪臭といったトラブルも回避できます。
④ 換気口や排水口
換気口や排水口は、外部と直接つながっているためゴキブリの侵入口となりやすい場所です。
ホームセンターで購入できる防虫ネットを使用し換気口に設置しましょう。また、排水口には水切りストッキングを使用して浴室やキッチンの排水口に装着することで、ゴキブリの侵入を防止することが可能です。
⑤ ダンボールや中古家具・家電
引っ越しや買い物で持ち込むダンボール、中古家具・家電には、ゴキブリの卵や幼虫が付着している場合があります。
ダンボールを早めに処分する
荷物を出し終えたダンボールはすぐに畳み、屋外に廃棄しましょう。
購入前の確認
中古家具や家電を購入する際は、隙間や裏側にゴキブリの卵がないか確認しましょう。
中古の家電や家具からの発生はよくある事案です!購入前に可能な限りチェックしましょう。
⑥ 床下換気口
主に戸建てに見られる通気口(上記写真部分)は、床下と直接つながっているため、床下から発生したゴキブリが通気口や排水口の隙間を通じて住宅内部に侵入するリスクがあります。
粉末タイプの薬剤を住宅の通気口周りや、建物の基礎回り全体に散布しておくことで侵入リスクを大幅に軽減する事が可能です。
ゴキブリ対策剤の違いと使い方
ゴキブリ対策剤にはさまざまな種類がありますが、正しい選び方と使い方が効果を最大限に引き出す鍵となります。
ゴキブリ駆除の現場では、よく市販の対策剤を複数兼用することで薬剤の効果が薄れるケースが見られます。それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることで、効率的にゴキブリを駆除できます。
毒餌タイプ
毒餌は巣全体に効果を広げることができ、卵も駆除可能。
- 毒餌が乾燥すると効果が薄れるため、定期的に交換。
対策スプレー
対策スプレーは駆除効果と忌避効果があります。そのため、毒餌の上に付着するとゴキブリが毒餌を避けるれてしまうため、毒餌の効果が損なわれる場合があります。
3. 燻煙タイプ(煙霧剤)
ゼロデナイトやバルサンのような燻煙剤は、家全体に薬剤を行き渡らせることができ、隠れたゴキブリにも効果を発揮します。
併用時の注意点
燻煙剤や対策スプレーは毒餌と相性が悪く、毒餌に付着するとその効果が損なわれます。そのため、毒餌を設置している場所ではこれらの使用を避けるか、使用する場合は必ず毒餌に他の成分が付着しないように使用してください。
専門業者に依頼すべきタイミング
自分で対策を講じても改善が見られない場合や、ゴキブリの繁殖が続く場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
ゴキブリ駆除を業者に依頼する場合の費用は、被害の規模や施工範囲によって異なります。弊社では、ゴキブリ駆除の費用を簡単に確認できる 無料見積もりツール をご用意しています。ぜひこちらをご利用ください。
まとめ
ゴキブリ対策は、発生原因を理解し、適切な予防策と駆除方法を組み合わせることで効果を最大限に引き出せます。本記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。もっと広範囲に効果的な対策を行う場合はプロの手を借りるのが最も確実です。
弊社では、ゴキブリ駆除の専門技術を駆使し、徹底的な調査と駆除を行っています。
侵入経路の特定から巣の完全駆除まで、ゴキブリ問題を根本から解決します。また、駆除後の再発防止策もご提案し、安心できる環境をお約束します。
無料相談やお見積もりも承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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